2008.04 皆様へ
HUNTER's LOG
「英雄の証」へお便り下さいました皆様、本当にありがとうございました。
少々デリケートな問題を含むので「公開不可」とされた方が多かったですし、中の人もこれ以上その点何かを言おうと思いませんので、それで良いと思います。同時に「公開可」として送っていただいた方も同様の点を含みますので、今回は皆様へまとめてのお返事、という形を取らせていただきます。
まずは重ねてのお礼を。
お便りを頂いた方々、そのすべての方を中の人は知りません。どこにおられる方なのかも知りません。でもその遠い地におられる方々へ声はとどき、そうして生まれる何かはその方々の周囲へ響いて行くでしょう。それが感じられ中の人はもう泣きそうです。ありがとうございました。
昨年末来、幾度ととなく筆を執り、そして放り出してきました。途中お便りへのお返事へちょっと予告してみたりもして、「書くんだー!」と自分に言い聞かせたりもしてました(気がつかれた方はいるかしら)。でも、何度書き始めてもそれは批判になり、悪口になり、文句を感情的に並べるものになり…そんなことが書きたいんじゃないのだ、とゴミ箱へ放り投げる日々でした。
そして冬をこえ、P2Gが目前に迫り、ようやく中の人は「新しい狩り場へ踏み出す皆へ」と書き出すことができました(あそこが最初は書き出しだったのです)。結局中の人は前しか見えない目玉の持ち主だったということです。
ところで「英雄の証」というのはご存知のようにゲーム内においてココット村の村長さんのモノブロス退治の故事に倣って、モノブロスを単身狩猟したハンターへ送られる称号でしたね。そしてそれはこのゲームの中心に座る「あの曲」の名前でもあります。「狩猟音楽全集」の最初の盤を買って、翌日の会社ではオートリピートでそれがかかっていたのですが(この辺り会社ハンター3人のわがままぶりがよく伺えますな)、「英雄の証」のフレーズが流れた時に静まり返りつつもぼそっと「なんか…泣きそう」と言ったのは誰あろうひめでした(笑)。あの勇猛で果敢なファンファーレを前にして普段スチャラカなひめすらが「泣きそう」になる。それが狩りの追憶というものです。
これからもいろいろなことがあるでしょうし、迷うことも不安になることもあるでしょう。でも、そんな時は「英雄の証」をかけ、目を閉じて狩りの日々を思い返してみてください。そこには絶対に揺るがない「モンスターハンター」の持つ強度が見えるはずです。その追憶は幻ではありません。そしてその強度は今もまだ目の前にあるのです。
今一度。今日もそれぞれの狩り場へ降り立つ皆へ。
その一歩が、あなたへあの世界の大地からの心地よい響きを伝えますように。
その一振りが、あなたへあの世界の空気の澄みやかなことを伝えますように。
願わくば、その空がどこまでも青く続いていますように。
その空の下にいるすべてのハンター達が、力強く、迷いなく走り続けることができますように。