HUNTER's LOG on PORTABLE

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2009.05.09 サキムラさん

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沙木夢羅の日記帳

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HUNTER's MAIL vol.4

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[ 名前 ] サキムラ
[ Link ] 沙木夢羅の日記帳
[ 件名 ] わー
[ 本文 ]
はいはい、サキムラですよ

ちょっと本題の前にまた倫理。
ウルトラスーパーダイジェストで間違いないそうです。(必修だったかは結局よく分からず)
別にお嬢様学校ではないですので。

はい、えー本題ですが。
tri、こりゃすごいものになってきたな~という印象を持つのですが。
僕は体験版やってないし情報も手に入れてないのでぼんやり思ってるだけですが。
個人的にはモンスターハンターの世界は「作られている」印象が強かったわけですが、映像などクオリティUPでなんか自然に存在するもの、という感覚になってきましたね。
簡単にいえば、ハリーポッターでもターミネーターでもなくて、実際に存在し得る世界なんだ、と。

んーでも今の僕には現実の方が楽しいかな(爆)ブログにバイオおもしれぇと書きましたが、テストとか練習とかであまりできないかな。
そう考えると、MH3も怪しい……買えなかったらジェネレーションギャップを感じることに(僕の方が若いのに……

はい、えー話ぶっ飛びまして数学。
数学に三人先生がいるんですが、二人は完全に数学が好きです。
M先生とT先生なんですが……
M先生は数学の魅力を抽象的に表現するんですよねー。
「原則にのっとって問題を解けばだいたい解ける。その原則で解けない問題の解法だけ覚えればいい」ということを分かりづらく言うんですよ……
ま、個人的には面白いですが。
T先生は言葉の節々に数学が好き感が滲み出てる。
「空集合はどのような集合の部分集合にもなる。少し概念的に分かりづらい話かもしれないけれど、数学者っていうのはこういうことを一々定義していくことが大好きなんですよねぇ?」
と結構テンション上げて言う。
高校の先生にもなるとちょっとマニアックじゃないとできないんでしょうかね?
残り一人だけ若くて明らかに教え方下手なんですが……
ま、どっちもどうでもいい話。

それでは~

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HUNTER's LOG

サキムラさんこんにちはー。
お姉様は……あら、そう、残念(なにがだ…笑)。もう勝手にお友達の中には行き帰りがスゲー車でスーパー執事の諏訪野さんみたいなのが「お嬢様、本日は18:00より本庄家の皆様とのご会食が予定されていますが……」とか、超妄想していましたのに(何だ本庄家ってのは…笑)。

あははは。そりゃまあどの教科もそうですよ。ガチでその分野をやると言ったらね、授業なり講義なりというのはもう「調整」の時間です。授業と授業の間、講義と講義の間の膨大な時間が勉強の「本体」であって、授業や講義はその「本体」の方向や狙いがずれていないか先生に見てもらって「調整」する時間。それが本当の勉強です。授業や講義や、あるいは習い事の週数時間が「本体」で、自習が補習だというイメージは現代の根本的な過ちですね。

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さてMH3(tri-)。
グラフィックは良い感じに出来上がってきてますね。苦手な方もいるみたいですが、ブラーのかかった空気感も結構「らしく」なってる。特に「自然」の美しさというのが当初よりの大きなテーマのひとつでしたが、これは相応の進歩がありそうです。

これはいずれ詳しく述べますが、モンハンというのは「プレイヤ < > ゲーム世界(キャラクタ)」ではなく、「プレイヤ < > ハンター < > ゲーム世界」という構造を持っています。実はこのゲームが「アクション」とも「RPG」ともつかない「感じ」を持っているのは、その発揮される技能が「プレイヤの技能」「ゲーム世界(キャラクタ)の技能」ではなく、「ハンターの技能」として発揮されるところにあるのです。分かり難いですねえ(爆)。でも分かるまで書くとモンハン論レベルになりますんで、今はこのくらいで。あ、RPGと出したのはストーリー的な話ではなくステージクリアがアクション的な「操作能力」でなく「解法の精度」によって成る、という点ですね。

いずれにしてもそのような「ハンターの技能」というのが成立する土台は何かと言うと、それがその「実際に存在し得る」とサキムラさんがお感じになった世界観なんですね。いや、これはもう無印から構造そのものは出来上がってましたよ。MH3のグラフィックレベルでこれまで以上にその内容と外見のバランスがとれた、ということでしょう。

ジェネレーションギャップ(笑)。あのね、慣性の法則ってあるじゃないですか。これ人間の行動も結構そういうとこありましてね、大きなエネルギーで一定方向に進んでいると方向転換や別方向つつこうとすると無駄に減衰のためのエネルギーがいる。でね?おっちゃんというのは結構一日のうちであれこれ別方向を進めることができちゃうのですが、これはつまりそのひとつひとつのエネルギーが小さいからです(笑)。スピードが遅いので方向も変えやすいし、複数進行もできる。逆にお若いうちにこれが難しいのはつまり大きなエネルギーで、スピードでそれが動いているからなんですよ。これは不器用と言えば不器用なのでしょうが、年食ったらできないんです(できる人もいるのでしょうが)。何度も言ってますが、サキムラさんは「今」だからそのエネルギーで動けるんですよ。

そして、心配しなくてもあとからモンハンに復帰してもあっという間のスピードでおっちゃんのごそごそした歩みなんかブチヌけてしまうでしょう(笑)。ま、そのへんはあまり気にしないで全然OKですかと。

あ、バイオ4やってんのか。Wiiがどんなになってるのか分かんないのですが(あたしは最初のGC版をやってました)、一日1時間とれなくてもですね、練習はできますね。あたしはゲームスタート〜アシュリーが出るまでのコースを「マラソン」するというのをずっとやってました(一番上の難易度で…笑)。もうね、絶対攻撃しない。途中一カ所あのデカイのが出るところはナイフ使わないといけませんが、あとは仕掛け解除に数発弾撃つだけで、すべて「走って」抜けることができます。あー、GC版はできました、か?昔のバイオはそうやって「ナイフクリア」を目指したんですよ。結局バイオ4途中どうやっても銃撃戦無しには先へ進めない仕様なんでナイフクリアの伝統は途切れましたが。

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え、数学…に限らず複数の先生の授業受けるの?

M先生は抽象的というよりそのお話に限れば結構実際的な方に見えますが。そりゃもう受験数学の真髄ですがな(笑)。受験数学ってそういう考え方ができると消化しなきゃいけない分量が平気で半減とかしますんで、引き続き先生の発言に注目、って感じでしょうか。

原理は単純を極め、構造は複雑を極め。神のものは神のもとへ、人は人らしく。結構数学ってのはそういうものです。

集合。これ重要。
数学者ってのは多分に集合論的な思考回路ですね。そもそも「数学の扱うべき事象の集合は」とか言い出す(笑)。天王寺博士もそうですが、犀川先生もすぐ境界条件とか言い出しますしね(笑)。

しかし、この感覚というのは数学に限らず有効です。ほら、サトリみたいな人いるじゃないですか。一を聞いて十を知るの人。ああいった人は集合論的に見抜いていっている様にあたしには見えます。

まず一を聞いて、その底にある原理からその元を含む集合Aを想定し、そしてその集合Aの補集合を類推して、一気に全体像を見抜いてしまう。より天才的だとその全体が二律でなく多律であることを喝破し、土俵そのものを一段あげてしまう。ずっと前にお話しした「正−反−合」というのも数学者に言わせりゃ集合論ですね。

高校の先生というのは…今はどうだか知りませんが…少なくともあたしが高校生だった頃は下手な研究者よりよほど研究者でしたよ。大学に残る研究者というのは研究者としての素養だけで残るわけじゃないのです。一番大きな問題としては経済事情で研究者として残れないというのがあります。特に数学ってのはまったくお金にならない。研究者としての素養十分でも高校の先生とかになって食っていかないといけないというケースは大変多かった。

そうでなくても大学に残る人というのはマニアックであるというよりプレゼンテーションに長けていることによって評価されることも多いですしね。この辺は大学に限った話じゃないですが。信じられない様な発想で研究をするのだけれどアウトプットがさっぱりでまわりに評価されない、という人は少なくないです。もっともこっちは高校の先生にはならなそうですが(笑)。

ていうかほらね?数学者って結構人間臭いでしょう?
というわけで高校教師に驚くべきマニアックな人がいる可能性は高いです。引き続き突っ込んでみましょう(笑)。

あ、そうだ。最後にひとつ。あたしの大好きな「集合論」のお話を。

ヨーロッパから大挙して新大陸アメリカへの渡航が成されていた時代。とある船団の船長さんが、現地のネイティブアメリカン……不適当ですが、このお話当時の雰囲気でインディアンとしましょうか……そのインディアンの長老と面会しました。

白人の船長はインディアンの長老に自慢げに話しはじめました。いかに自分たち白人の文化が進んでいるか、大海を渡り、新大陸を拓いていくその力がどれだけ優れたものであるか。

そして船長さんは地面に小さい円を描くのです。

「これがああんたら赤い人(インディアン)の知ってる世界だ」

次いで自信たっぷりに、彼は隣により大きな円を描きました。

「で、こっちが俺たち白い人の知ってる世界。分かるか?」

しかし、それを見ていたインディアンの長老はニコニコしながら立ち上がり、白人の船長さんの描いた二つの円を大きく取り巻くとても大きな円を描き、こう言ったのです。

「そして、これが赤い人も白い人も知らない世界じゃな?」

船長さんがどんな顔をしたのかは想像に難くないですね。
このお話には「狩猟民」の世界観が良く現れていると思います。

あたしはこの一番大きな円を描けるハンターでありたいですね(笑)。

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