2009.02.01 沁さん
[ 名前 ] 沁
[ 件名 ] はじめてのおたより(ドキドキ編)
[ 本文 ]
はじめまして、沁と申します。
ずっとお便りしてみたかったのですが、勇気が出ず。
もうね、お便りページを見るたびに、「ここに絡みたい!ちょっとなに私を差し置いて軽妙(!?)なやりとりしてんのー!!?」とか、悶えてました(アホ
このサイトは……一年ほど前でしょうか?すでに下火だったモンスターハンターポータブル(初代です)の情報を求めて、クモの巣をかき分けていたとき、発見させていただきました。
以来、ほぼ日参しているというハマり方(笑
P1の記事から入り、P2版サイト、リニューアルサイトと今のサイト……ブログまで含めまして、文字のあるところは全て読んだのではないのかしら。
なんというのでしょうか……このサイトとLOGさんは、ただモンスターハンターという“ゲーム”をしていた私に、新しい視点を与えてくださったのですよ。
勿論今でもモンスターハンターは“ゲーム”です。だけど、それだけではない。
ここに来て以来、モンスターハンターで妄想する時間が増えました。武器の構造とか。属性ダメージについてとか。
このサイト、私にとっては“モンスターハンターをやり続ける活力”みたいなものになっているのかもしれません。
なんかもう言われても困るかもしれませんが言わせてください。
ありがとう!!!!
これからも、たまにお便りさせていただくかもしれません。その時は見捨てないでいただけると……。
では、未だにP2ハンターな沁でした。
追伸。
P1記事はもう書かれないのでしょうか?実は密かに続きを待っているのですが(笑
HUNTER's LOG
沁さんはじめまして。いらっしゃいませです。
いやしかし、このお便り…これは最早…いわゆるひとつのラブレターってやつじゃないですかね(笑)。
わはははは。いや光栄なことです。こうまで言われちゃったからにはちと長くなりますが今現在一番気になってるとこと絡めてドバンとお返事しちゃおうかと思うわけです。
さて、あたしはずいぶん変わったことをしてんのかな、と思うこともあるんですが、大概基本的には「俺ってスゲイ素直なんだよね」とか思ってます(笑)。だってですね、モンハンがいかなるものか、それを問うならば割と端的にその答えは示されていると思うんですよ。
生命は生まれ、生命は尽きる
生命は芽生え、生命は枯れる
陽は昇り、陽は沈む
潮は満ち、潮は引く
生きるという事が、死ぬという事
死ぬという事が、生きるという事
死の意味を知り、生の意味を知る
食うモノと食われるモノ
火と水、空と大地
世界の広がりは、己の意志の中に
全てに意味があり、全てに意味はない
世界は廻り、世界に還る
全てに宿る大いなる意志へ
『魂を宿す唄』 藤岡 要
うちのサイトというのは結局の所この唄の様なモンスターハンターを描き出したい、とそういうことなんです。素直でしょ?
でね、これと対となる唄にその「方法」があると思うんです。
大地の鼓動、大地の恵み
土に根を下ろし、世界の調和を知る
生命の息吹、たましいの風
吹き抜ける風の匂いが美を創り出す
我は大地の一部
我は空の一部
世界は己と共にあり、世界は己の中にある
我から意志は発ち、意志は我に還る
天の怒り、天の恵み
大いなる意志が世界の均衡を保つ
我は大地の一部
我は空の一部
世界は己と共にあり、世界は己の中にある
我から意志は発ち、意志は我に還る
『始まりの唄』 藤岡 要
あたしはこれをハンターについての唄であると同時に「モンスターハンターというゲームの根本」についての唄だと読みました。藤岡さんはやはり「お前のモンスターハンターを作ってみろ」と言ってると思います。
もうその話は耳タコですがな、とお思いかもですが、これはやはり重要な点ですよ。どのくらい重要かというと他のゲームでこれをやろうとするとそのゲームが壊れちゃう、というくらい重要です。
あの「ビッケのメモ帳」みたいなことを某大作RPGなんかでやるとそのゲームが壊れちゃうんですよね。ストーリーよりもアイテムというものの作製を主眼とするゲームなんかでやってもやはり壊れちゃうんです。
これは「防具のイメージ」で述べた様な視点が「あたし独自の視点」ではなくて「モンスターハンターがはじめから持っている仕組み」であるのだと思うのです。それは、ゲーム内の記号が凸面としてその意味を主張しているとそこにはもう何も「注げない」のですが、これが凹面であると色々注げる、折り畳める、というものでした。多分、従来のゲームとその内部の記号のあり方の凹凸を逆転させたこの「作り」が、アイテムに限らなくモンハン全体を貫いている。
これが沁さんが「それだけではない」と思われたことにもあると思うのです。それをダイレクトに指摘したあたしはえらいかもしれませんが(笑)、それははじめからモンハン内にあったものなのです。うちのサイトで「おー!」と思う方というのはそこに薄々気がついているから、うちに来てみて膝を叩くんじゃないかしら。
ですんで沁さんには沁さんのモンハンがきっと立ち上がっていると思います。そこはもう是非絡みまくって(笑)、ご報告いただけたらと思います。意外とここみたいにあーでもないこーでもないと好き勝手言ってOKな場もないと思いますよ?絵に描いて額に入れた様な手前味噌ですが(笑)。
で、この超長ったらしい前置きがP1に関係します(笑)。
P1は、というより無印・MHG・P1というミナガルデ時代はこれができすぎてるんですよ。それ以降はやはり「やぶれまんじゅう」みたいに破けちゃってるとこがあるんですが、だからあたしは「そこ」に気がついた。いや、実はミナガルデ時代の方にもその破れ目は用意されてるんですが(想像するよりはるかに開発陣は周到です)、あたしの眼力程度だとちょっとこれは上手く捉えられない。
この辺りがこのサイトがP2Gをベースとした理由ですね。良く言えば二枚腰の2枚目がP1になるんだ、と言えるでしょうか。もしかしたら、あたしが「最後に攻略」することになるモンハンがP1か、あるいは無印なのかもしれません。逆に言ったら多分今のあたしがP1について書いてもあまりP2Gで書くのと変わんないと思いますよ。
ココット村に本当に凱旋できる日が来るや否や…そこはもう気が向きましたらおつきあいください、となっちゃうでしょうか。