書き下ろし「老山龍への道」
『あるヘビィガンナーの生涯』
★5巨大龍の侵攻 〜拡散弾無し撃退〜
なぜA Gunnerさんがラオを「そういう存在」だと見抜いたのかは謎ですが、いずれにしてもこの一連の老山龍への取り組みが後に続くハンターたちへの大いなる指針になったことは間違いないでしょう。
ちょっと思うところがあって、メテオバスターで星5ラオソロを。
ラオの弱点は、あの破壊できる背中の傷の辺りだと思っていたのだが、実はいろいろ試しているうちにそれが勘違いであることが発覚。
殊にこのラオの「弱点」がその背中の傷ではなく「内部」にあることを詰めていく件はモンハンの歴史に起立する畢生の一事です。この一文でラオ−ヘビィは始まりました。
『あえて言おう!ドスであると!』
ラオシャンロン ガンナーのススメ
老仙人とも言われるザクさんの老山龍−ボウガンの記録。この一文はラオの何たるかを的確に言い表しています。
ラオは作業的なモンスターと捉える人もいますが、そう捉えられてもしかたがない所もあります。
延々と同じ部位に攻撃し続ける、ほぼ攻撃してこないモンスター。こういった要素がそうさせているのではないでしょうか?
しかしながら火事場ヘヴィでやってみてもクリアできない!なんて人もいると思います。昔の自分もその一人でした。
実はああ見えて上を目指そうとするとかなり細かい動作を要求されて、作業的な要素はほぼありません。むしろ常時必死です私;;
どのへんまでその可能性があるのか、ヘビィを中心にライトに至るまでたった一人でそのラインナップを突き詰めてしまわれた。これほどの範囲でラオーボウガンをやり切った記録を残されたというのも後にも先にもこの方だけということになるんじゃないでしょうか。
『HUNTER's LOG(旧) : 異形の重弩』
手前味噌です。ごめんなさい(笑)。
今にして思えばどうということもない組み合わせですが、当時すでに「ラオなんてかったるいだけ」という風潮が一般的だった中にこれを示すことができたのはよろしかったんじゃないかな、と。少なくとも後のラームさんやシュガシュガさんへバトンを渡す役割くらいにはなったかなあ、と。
『村に帰って、机について』
5. 老山龍砲と歩く
そしてこれが今回の特集の発端となった、シュガシュガさんの老山龍への道。
己が信じる相棒を担ぎ、先にG級岩山龍の頂に到達されたあの人に追いつきたい。
その人が見下ろす景色はどんなものなのか見たい。
いちハンターとして、ハンターとヘビィボウガンの限界を見極めたい。
こんなことを思ってまたあの山へ登ることになりました。
この貫通弾は何百発目の貫通弾だろう。
この弾丸はガンナーを始めて何万発目の弾丸だろう。
この砦の扉に、一体何人のガンナーが背をつけたのだろう。
巨龍が崩れる瞬間、何故か正面からは見えるはずのない、その“背中”が見えた気がした。
雪崩のような音とともに、岩山龍が、沈む。
この間、およそ5ヶ月。
老山龍砲で老山龍を。それが彼が彼のスタイルに通そうとした「背骨」であり、「ラオ砲を使う」ということだったのでした。
ハンターはどこかでこういった「背骨を通す」ための狩りに出会います。その狩りの対象が老山龍だったこと。その砦の扉に、過去ここを守り抜いてきた幾多のハンターたちの「必死」が感じられたこと。そこに「これまで」と「これから」を結ぶ結節点が浮かび上がったこと。
ここにはモンスターハンターがその上辺を飛び越えて飛翔していくための光景が余す所なく描かれています。そしてそれは形を変えながらも受け継がれていくモンスターハンターの魂のひとつであるでしょう。
『老人と森丘』
白鱗の銃槍、吼える
多くヘビィに関して突出した狩猟録が描かれてきた老山龍ですが、ラームさんとその相棒のガンランス「スノウギア=ドライブ」によって目を疑う様な狩猟録が展開されました。
ラームさんとこのスノウギア=ドライブによる一連の大討伐記録というのも不倒な感じがありますが、ここではP2上位灰ラオに挑んだ一編を。この一編でラオが「越える価値のある山」であり「老先生」であることのイメージは決定づけられた、と思います。コメントであたしもあーじゃこーじゃ言っとりますが(笑)、その辺は適当に。
非常に疲れましたが、本当に感無量です。
今回の記憶が無くなりでもしない限り、自分がスノウギアを担ぐのを止める事はないでしょう。
この一言を口にすることに憧れないハンターはいないでしょう。そして、この一言を贈ることのできる「相棒」を望まないハンターもまた、いないのじゃないかと思います。
最後に近距離武器へのヒントになる様な一編を。
ラオというのも武器の相性がありまして、片手使いにはしんどい相手です。
特にその時点で作製できる片手剣しばりとなると大体泣きを見ます(笑)。
【片手剣】モンスターハンター【LOVE】
対決!ラオシャンロン〜57秒の奇跡〜
片手職人mullenさんによるGラオ討伐の模様です。
厳しい組み合わせですが、専職の方はやはりと言うかきっちりした仕事を残されますね。ラームさんのガンランスとあわせて、ボウガン以外でもちゃんと激アツなチャレンジが可能だと言うのが分かるでしょう。
こちらではMHdosの討伐模様の動画も提供されています。
動画(MHドス)